【人間関係にお困りの方へ】『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(著:アービンジャー・インスティチュート)読後感想
こんばんは!nadesukiです(^^♪
『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(著:アービンジャー・インスティチュート)という本を読んだので、感想を書いていきたいと思います!
どんな内容?
全体を通してストーリー仕立てで語られる、人間関係について書かれた本です。
ザクラムという会社に上級管理職として転職したばかりの主人公トムが、専務副社長バドの研修を受けるというストーリーです。
トムはザクラム社に入社して1か月間、だれよりも努力して働いてきたという自負を持っていました。
ところがバドから言われた言葉はなんと、「トムには問題がある」ということだったのです。
一体どんな問題があるのかというと、トムが『箱の中に入っている』ことが問題だというのです。
あ、もちろん『箱の中に入っている』というのは、実際に箱の中に入っているわけではなく、あくまで比喩です(;^ω^)
自分のことしか見えていない状況のことを『自己欺瞞』もしくは『箱の中に入っている』という風に呼んでいるのです。
『箱の中に入っている』と、いったい何が問題なのでしょう?
『箱の中に入っている』人間は、他の人のことを「人」として見れず、「物」(=脅威、やっかい者、問題)として見てしまいます。
その結果、事実を事実として受け止められず、ゆがんだ見方で相手を見てしまうのです。
箱の問題は、親子、夫婦、友人など、ありとあらゆる人間関係に影響を及ぼします。
そしてそれは会社においても同様です。
組織における成功は、その人が箱の中にいるか外にいるかによって決まり、リーダーとしての影響力も、やはり箱の中にいるか外にいるかによって決まってくる
引用元:自分の小さな「箱」から脱出する方法
上級管理職として部下を導く存在であるトムが、箱の中に入っていては組織として成功することができないのです。
このように、『箱の中に入っている』状態の問題点に気づいたトムは、研修を受けて『箱の外へ出る』方法を探していきます。
感想
タイトルを見たときは、自分の殻に閉じこもっていないでアクティブに行動しようぜ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°
という内容の自己啓発書なのかなと思っていましたが、実際は少し違っていました(;'∀')
ものすごくザックリと説明すると………
自分が他人のためにすべきだと感じたことに背く行動をとる
↓
このことがスイッチとなり、『箱の中に入ってしまう』
↓
『箱の中に入った』状態だと自分を正当化することに一生懸命になり周りが見えなくなる
↓
その結果、相手とのコミュニケーションがうまくいかなくなる
↓
最終的には、他の人たちのことも箱の中に入れてしまう
という負の連鎖が発生し、物事がうまくいかなくなるねぇ(;'∀')という内容でした。
この本を読んでいる最中、「自分も箱の中に入ってたんだなぁ」と思うことが多々あることが発覚Σ(゚д゚lll)ガーン
例えば、お皿洗い。
シンクにお皿が貯まってきたからちゃんと洗わないとなと思いつつも、行動に起こせない。
↓
料理は自分が作っているのだから、皿洗いくらい旦那がやってくれればいいのにと思いだす。
↓
旦那は気が利かない、役に立たないなどと考えてしまう(自分を正当化しだす)
↓
旦那に対して『箱に入った』状態になり、不機嫌をばらまき始める
こんな感じでしょうか(;^ω^)
一度くらいはこんな風にイライラした事のある人もいるのではないでしょうか?(え、わたしだけ(´;ω;`)?)
この本では『箱に入っている』という表現が、物語のいたるところに出てきます。
正直なところ、nadesukiはこの表現をまどろっこしいなと思ったので
『箱に入っている』=『心を閉ざしている』
『箱から出る』=『心を開く』
くらいの気持ちで読んでいました(^▽^;)
結構有名な本だと思うのですが、表現が回りくどかったのでnadesukiにはあんまり刺さらなかったです(´;ω;`)ザンネン
ただ、管理職など、部下のマネジメントを任される立場にある人であれば納得できる内容だと思います!
ラスト3ページでウルっとしてしまったので、物語としては結構好きでした(/・ω・)/