【お金ってなんだろう?】『99%の人が気づいていないお金の正体』を読んでみて思うこと
こんにちはnadesukiです(^▽^)/
あっという間に3月ですね!
『99%の人が気づいていないお金の正体』(著:堀江貴文)という本を読んでみました。
堀江さんは言いたいことをズバズバ言われている印象があるので、読んでいて気持ち良いです。すこしハラハラするけど(;^ω^)
お金の正体について
え、お金って、紙幣と硬貨のことでしょ?
そう思っていただいた方、正解です(/・ω・)/
ただ、もっと本質的な見方をしてみると、お金というものは「信用」が形を変えたものだと言えます。
私たちの先祖はかつて物々交換で生活をしていました。
肉を持っているけど魚が欲しいAさんと、魚はあるけどお肉が欲しいBさんとで、お互いに欲しいと思っているものを交換することができたのです。
ただ、物々交換には問題点がありました。自分の持っているものが、必ずしも相手の欲しいものではないという状況が生まれるからです。
そこで登場するのが物品貨幣です。宝飾品、米、布など、腐りにくく値打ちのあるものと交換できる仕組みを生み出したのです。
その後、私たちになじみ深い硬貨や紙幣が誕生しました。
硬貨も紙幣も、元を見ればただの金属であり、きれいに印刷がされた紙です。1万円札の製造コストはたったの20円です(´;ω;`)
これらになぜ価値があるのかというと、多くの人がこれらに価値があるのだと信用しているからにほかなりません。
お金以外にも信用が形を変えたものがあります。ポイントやマイルもそうです。
目に見えないポイントやマイルがなぜ、お金当然に交換可能な手段として使用されているかというと、そこに「お金と同等の価値がある」という信用があるからです。
さらにさらに、「君のこと、信用できるから後払いでもOKだよ」という考えで生まれたのがクレジットカードや、信用取引、レバレッジ取引です。
古くから現代まで、人々の生活の中には信用が大きな基礎としてあったのですね( ゚Д゚)
保険はギャンブル商品?
堀江さんはこの本の中で、「保険はギャンブル以外の何ものでもない」と書かれています。
保険は17世紀後半、イギリスで行われていた賭け事がルーツだとされています。
香辛料貿易のためアジアに向かう船が無事に帰ってくるかどうか。エドワード・ロイドが経営するカフェで、貿易商や船員などの客たちが賭けはじめたそうです。
人の不幸という、予測のできない未来に賭けることが、ギャンブルと似ているといわれています。
ただ、自分が遺伝的に病気になる確率が高いとわかっていたり、自分の収入で養わなければいけない家族がいる場合は保険加入を検討することはアリだとnadesukiは思います。
その点、独身で健康な若者が生命保険に入る必要があるのかと聞かれると、それは微妙かなぁというのが正直なところです。
20代前半のころ、nadesukiは大した知識もないまま、外貨建て保険に加入してしまったことがあります。
今考えてみれば、何のためにその保険に入る必要があったのか全く分かりません。自分でもびっくりするくらいの大バカ者です(・_・;)
旦那の勧めもあり、保険は1年後に解約しました。解約返戻金は少額で、支払った金額のほうが多くなってしまいました。
保険商品が本当にギャンブルになってしまうかどうかは、それに加入する人の知識に大きく左右されます。
保険加入を検討している方は、何を根拠にその保険に入る必要があるのかを明確にし、徹底的に商品について調べてから加入することをオススメします(;^ω^)
宝くじは愚か者に課せられた税金
この言葉を初めて聞いたときにギクッとしたのはnadesukiだけではないはずです。
私の母親は毎回、嬉々として宝くじを買っています(;^ω^)
胴元の取り分のことを控除率といいますが、ギャンブル商品の控除率は下記のとおりです。
購入した宝くじ金額の半分は、手数料として胴元へ入る仕組みなんですね(;^ω^)
アメリカのカジノの控除率は5%だといわれており、今回上げた数字がいかに歩留まりが悪いのか一目瞭然です。
宝くじを買ってから、当選を確認するまでのワクワクは確かに魅力的です。当選したら何をしよう?という妄想もはかどります。
ただ、「宝くじは愚者の税金」だとわかってしまってからは、夢を見るには高すぎる手数料だなぁと思わずにはいられません。
信用があればお金はいらない?
堀江さんがロケット打ち上げプロジェクトで、クラウドファンディングを利用して資金を集めた話が出てきました。
クラウドファンディングとは、インターネットを使って、不特定多数から資金を調達することです。
堀江さんは「打ち上げに失敗して炎上したロケットの破片をプレゼント(5万円)」や「ロケット発射ボタンを押す権利(1000万)」のコースを設け、2000万円を超える金額をクラウドファンディングによって得ることができました。
ロケット発射ボタンを押す権利に1000万円を出す人がいたことに驚きです( ゚Д゚)
このほかにも、本書では同じような例がいくつも紹介されていました。
堀江貴文さんが信用力のある人だったから、支援者が集まったと考えられますね。
まとめ
堀江さんは本書を通して、お金や国債、株などの金融商品に絶対的な信用を置くことを危険視していました。
日本円や国債は、日本という国が滅びれば無価値になってしまいます。
株は企業の財務悪化により、紙切れ同然になるリスクがあります。
堀江さんはビットコインなどの仮想通貨を「胡散臭い」と非難する人たちに対してこう問います。
「ところで君たちは、1万円札に永遠の価値があると本気で信じているのか?」
自分の持っている資産がこの先も本当に資産であり続けるのか、考え直したくなる言葉だなと思わせられますね(;^ω^)